成猫の場合、ご飯をあげる時間は2回に分けるのがおすすめです。朝と夕方など、ある程度決まった時間にあげましょう。ただし、ご飯をあげる量や回数は猫の年齢や体質によっても変わってきます。
この記事では、猫にご飯をあげる時間を年齢別にまとめています。記事の後半では多くの獣医師の方がおすすめしているキャットフードや、猫の年齢や体質に合わせて選べる種類豊富なキャットフードをご紹介♪ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね♪
成猫にご飯をあげる時間は朝と夕方の2回がおすすめ
生後1年~1年半ぐらいから7歳ぐらいまでの猫には、朝と夕方の1日2回に分けてご飯をあげるのがおすすめです。
もともと野生猫は朝と夕方に獲物を狩って食事をしていたと言われています。そのため、本来の猫の食事サイクルに合わせて、朝ご飯は6時~8時の間、夕ご飯は18時~20時の間にあげるのが良いでしょう。
肥満ぎみの猫には、朝・昼・晩の3回でもOK!
食欲旺盛な猫には、1日分のご飯を朝・昼・晩の3回に分けて与えるのもおすすめです。ご飯の回数を増やすことで空腹の時間を減らことができる上に、猫が大好きな食事の時間を増やせるので一石二鳥ですね。
それでもまだご飯を欲しがるようであれば、ご飯の間におやつタイムをつくるといいでしょう。おやつは、低カロリーのものを決められた分量の範囲で与えてください。歯磨き効果のあるおやつなら、猫の空腹も満たしながらお口のケアができますよ!
肥満は、糖尿病や皮膚病などさまざまな病気の原因になりやすいため注意が必要です。猫ちゃんの健康を守るため、飼い主がしっかり食事の管理をしてあげましょう!
子猫にご飯をあげる時間は朝・昼・夕・晩などがおすすめ
まだ発達途中の子猫は、1度にたくさんのご飯を消化することができません。そのため、子猫のご飯は1日分を3〜6回に分けて1回に与える量を少なくし、確実に栄養をとれるように工夫します。猫の成長に合わせてご飯の回数を調節しましょう。
子猫の食生活は、健康な身体をつくるためにとても大切です。
食べすぎは肥満につながりますが、栄養が足りないと虚弱体質になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
離乳食前の子猫に与えるミルクは2時間おき
生まれたばかりの赤ちゃん猫には、2時間おきにミルクを与えましょう。
生まれて間もない子猫は、1日に平均20時間ほど睡眠をとっているそうです。ほぼ1日中寝ているため、ご飯をあげる時間をつくるのが難しく、起きたら与えるという飼い主さんもいるかもしれません。
しかし、毎日決まった時間にご飯を与えれば、子猫は少しずつその時間を覚えていきます。丈夫な身体づくりのためにも、できる限り規則正しい時間にご飯を与えることが大切です。
離乳食からドライフードに慣れるまでは3〜6回程度
離乳食を食べ始めてから、ドライフードに慣れてくる生後6ヶ月ぐらいまでは、1日分のご飯を3〜6回程度(3~6時間おき)に分けて与えるのがおすすめ。6回に分ける場合は、早朝・朝・昼・夕・晩・深夜など、均等な時間配分になるようにしましょう。
生後6ヶ月前後は乳歯が永久歯に生え変わったり、体重がぐんぐん増えたりと変化がめまぐるしい時期。
猫の成長をよく観察しながら、少しずつご飯の回数を減らすようにしましょう。
ドライフードに慣れてきたら2~3回程度
生後6ヶ月から12ヶ月ぐらいになると、ドライフードに慣れてきて成長が落ち着いてきます。猫の身体に合わせて、ご飯の回数も1日分を2~3回に少しずつ減らしていきましょう。
身体が大きくなると見た目は成猫のように見えますが、内臓や筋肉はまだ成長しています。
食事の回数は減らしても、12ヶ月ぐらいまでは子猫用のキャットフードを与えるようにしてくださいね。
シニア猫にご飯をあげる時間は朝・昼・夜の3回がおすすめ
7〜8歳ぐらいのシニア期になると、運動量が減り、消化機能も徐々に低下していきます。今までと同じ量をあげても嘔吐や下痢をしてしまう場合は、きちんと消化できていない可能性もあります。
そのためシニア猫には、1日分のご飯を朝・昼・夜の3回程度に分けてあげるのがおすすめです。それでも食べきれない場合は、4〜5回に分けてもいいでしょう。
ドライフードにお湯をかけてふやかしてあげると消化しやすくなりますよ!
置き餌はNG!仕事で忙しい時は自動給餌器がおすすめ◎
置き餌は、餌が酸化してしまったり、夏場だと腐る原因にもなります。また、日常的に猫がご飯を食べる量や時間にムラができてしまうのもよくありません。
仕事などで毎日同じ時間にご飯をあげるのが難しい場合は、自動給餌器を使う方法があります。自動給餌器とは、その名の通り自動でキャットフードをお皿に出してくれる機械。
事前に時間と量を設定しておけば自動でご飯をあげてくれるので、毎日外出する忙しい飼い主さんも安心です。
ただし、多頭飼いの場合は餌の取り合いや食べすぎになる可能性もあり、あまりおすすめできません。
複数のペットを1日中お留守番させなければいけない時には、ペットシッターを利用するのもいいでしょう。
おすすめのキャットフード5選
猫ちゃんに必要な栄養素やカロリーの量は、年齢やその時の健康状態などによって違います。栄養不足にならないよう、猫ちゃんの身体に合ったキャットフードを選んであげましょう。
ここからは、たくさん種類があるキャットフードの中で特におすすめしたいものを5つご紹介。ぜひ商品選びの参考にしてみてくださいね!
獣医師のほとんどが推奨するキャットフード「カナガン」「モグニャン」
カナガン
カナガンは、獣医師のほとんどが推奨しているキャットフードです。1粒が小さめで、全猫種・全年齢に対応しています。原材料の半分以上には猫が大好きなお肉やお魚を使用。グレインフリー&香料着色料不使用に加え、原材料は人間も食べられる品質のものなので、安心して与えることができます。
モグニャン
モグニャンは、ほとんどの獣医師に推奨されているドライフードです。衛生面や栄養基準がしっかり管理されている工場で作られており、安心して猫に与えられます。新鮮な白身魚が使用されており、お魚の香ばしい香りとカリカリの食感が猫の食欲をかき立ててくれるでしょう。1粒が小さめで、グレインフリーなほか、子猫やシニア猫でも食べられる栄養バランスで作られているため、食事の管理が大変な多頭飼いにもおすすめです。
自然素材を使った種類豊富な「ニュートロ」
ニュートロには、ドライフードとウェットフードがあり、それぞれ種類が豊富です。ドライフードには、猫が本能的に喜ぶワイルドレシピや、年齢や太りやすいなどの悩みに合わせて選べるナチュラルチョイスがあります。ウェットフードは、食事1回分ずつの小分けパックになっていて便利です。パテタイプやざく切りタイプ、年齢別などさまざまなバリエーションがあります。飽きやすくても食事を楽しむことができるでしょう。
獣医師と栄養学者が開発した「ピュリナ ワン」
ピュリナ ワンのキャットフードは、獣医師と栄養学者が開発した商品です。ミネラルやビタミンなど猫に必要な栄養がバランスよく含まれており、主食として安心して与えることができます。ドライフードとウェットフードがあり、それぞれ種類が豊富。年齢や体重、健康状態などに合わせて選べます。
猫種や生活スタイルでも選べる「ロイヤルカナン」
ロイヤルカナンのキャットフードの種類は、品種や年齢、健康状態、ライフスタイルなどにより細かく分けられています。フランス本社の栄養学専門家のチームにより開発されており、科学・観察・専門家同士の協働により細部までこだわった栄養バランスを実現。世界中の工場で、統一された品質基準に沿って製造されています。種類が豊富にあるため、愛猫にぴったりのキャットフードを見つけられるでしょう。
まとめ
猫にご飯をあげる時間を年齢別に、朝・昼・夜など大まかなタイミングでまとめてみました。
猫のご飯は、毎日だいたい同じ時間にご飯をあげることが大切です。飼い主さんの生活リズムに合わせて、無理なくあげられる時間を考えてみてくださいね。